織田信長 戦国最強の軍事カリスマ「歴史読本」に連載されていた
「信長 冷徹と狂乱の軍事カリスマ」を元に、加筆改稿した600ページにも及ぶ大部の著作。
戦国期に狂乱と冷徹の覇王として恐れられていた信長。
著者・桐野作人氏が考える
織田信長とは一体どのような人物なのだろうか。
信長公記に多く見られる「御狂」「懸けまはし御覧じ」といったキーワードに、
家臣の心を魅了した信長の
軍事カリスマとしての原点があると考える。
本紙では、ただ単に信長を神格化しようとするものではなく、どのようにして他の並み居る戦国大名を押しのけて天下の覇権を手に入れたのか?
また、
「覇王」・「軍事カリスマ」としての信長にも限界はあったのか。
己の采配で尾張統一を果たした信長が、領国と家臣団の増大に伴い組織的にシステム化された戦争へと変貌を遂げる過程。
桶狭間の合戦や長篠の合戦といった個々の合戦から、本能寺の変という信長最大の謎、
信長家臣団、安土城、人材活用術や対朝幕対応術など、信長の一代記あるいは信長伝記といった扱いの一冊といっても過言ではない。
覇王信長の全貌を解明し、論点・争点に果敢に挑んだ織田信長研究のバイブルといえよう。
また、装幀や造本にも凝っており、黒地に金と赤で構成された美しいカバーにも目を奪われる。
「軍事カリスマ」信長尾張統一
桶狭間合戦
美濃攻略と足利義昭との邂逅
信長、足利義昭を奉じて上洛
元亀争乱(金ヶ崎の退き口と姉川の戦い
志賀の陣と比叡山焼き打ち
三方ヶ原合戦と浅井・朝倉の滅亡、足利義昭の追放)
長篠合戦と安土築城
右大臣任官、名実ともに天下人へ
大坂本願寺との戦い
統一権力の成立
三職推任と本能寺の変
桐野 作人(きりのさくじん)歴史小説・時代小説(架空戦記を含む)の作家、歴史研究家。
鹿児島県出水市出身。出水高校、立命館大学文学部東洋史学専攻卒業。
歴史関係出版社の編集長を経て、編集プロダクションを設立。
戦国史の研究が多く、『真説 関ヶ原合戦』(学習研究社,2000年)、『真説 本能寺』(学習研究社,2001年)などの実証的な専門書も執筆している。
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