クリックするとランキングに反映される仕組みでありますm(_ _*)m歴史 ブログランキングへ津本 陽 (著)
手練の忍術を遣い、乱世の影に生きた伊賀者・遠山太兵衛―。
遙か遠方を見直す「天眼通」、人の心を読む「他心通」など、人間離れした技を持ちながら、主君を求めず、野心を持たない。
他の認者集団との死闘、戦国武将を陥れる危機一髪の作戦など、緊迫の展開から眼を離せない、戦国忍者エンターテインメント。
戦国時代、群雄たちの抗争の影には、手練の忍術を遣い、影に生きた忍者の存在があった。
とくに伊賀者と呼ばれた忍びたちは、畿内に近いこともあって戦国武将たちの小競り合いや暗殺などに活躍した。
一人の主君は求めず、野心を持たないフリーランスの専門集団だ。
彼らの中には、身のこなしや武器の扱いのみならず、現代でいう「超能力」のような人間離れした技を持つ男がいた。肉眼で見えない遥か遠方を見通す「天眼通」、遠く離れた場所から人の心を読む「他心通」……。
本書の主人公・遠山太兵衛は、こうした特殊能力を駆使しながら、他の忍者集団を打ち破り、松永弾正や織田信長に一泡吹かせるなど、小気味よい活躍を見せる。
歴史小説・剣豪小説の第一人者である著者が、史実を踏まえつつ、太兵衛という主人公を得て迫力満点のエンターテインメントを完成させた。
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